白兎伝説

もう一つの白兎伝説


「因幡の白兎」は、古事記にある大国主命と八上姫の話が有名ですが、八頭町にも白兎の伝承が伝わっています。

 

その昔この地(中山)に天照大神(アマテラスオオミカミ)が降臨され、しばらく留まられたいと行宮(あんぐう)[仮の宮]を建てる地を探していたところ、一匹の兎が現れ天照大神の道案内をしました。

 

兎は天照大神の衣の裾をくわえ、中山から尾根づたいに霊石山の広い窪地のふたつの石があるところ[伊勢ヶ平(いせがなる)]へ誘い、姿を消しました。

 

天照大神はそこへ行宮を営み暫く留まられた後、霊石山にある大きな石の上[御子石(みこいし)]に冠を残して現在の氷ノ山を越え元伊勢の方に去って行かれました。

 

その伝説は、当山に貞元5年(980)から書き伝えられている「城光寺縁起」の文中に記されています。

 

この伝承に基づき、中山のふもとの五ヶ村(門尾、下門尾、福本、池田、土師百井)は白兎を氏神としてお祀りしていました。

 

白兎をお祀りしていた三社の神社は、合祀のため大正三年にご神体を八頭町宮谷の賀茂神社に移し、その後、八頭町福本にあった神社の社殿を当山の本堂にご本尊のお厨子として移築し、今日に至っています。

 

やずうさぎプロジェクト


八頭町では「もう一つの白兎伝説」を通して、町の活性化につなげようと活動しています。

年に一度の「うさのわ」というイベントをはじめ、さまざまな活動をしているのでご興味のある方は、「やずうさぎプロジェクト」のInstagramをご覧ください。

 

本尊厨子(旧福本神社社殿)


城光寺縁起